~代表挨拶~


  日本は、1954年より世界の平和・安定・繁栄のため、政府開発援助を始めとした国際活動を行い、多くの国々の発展に貢献してきました。また、国内においては田中内閣の日本列島改造論を軸に高速交通網の整備、都市部と地方の格差の解消などを行い、著しい経済発展を遂げ日本を繁栄に導きました。


  21世紀に入り、突発的な金融危機などはあったものの、世界全体で経済発展が続き、多くの人々の生活がとても便利で快適な暮らしができるようになりました。しかし情報技術による恩恵や物質的豊かになる一方、人々が身近な情報や手段に頼ることにより、物事の本質を見抜く力が大きく退化していると感じております。  


経済の急成長が続く中、世界全体が短絡的な理想像ばかりを追い続け、現在起きている貧困問題・食品問題・環境問題・紛争・格差の拡大など、現実問題は後回しにしています。これらの問題は現世代の我々が具体的な解決を図ることが責任であり、決して次世代に押し付けてはなりません。


  本財団は日本の最高技術と卓越した文化を背負い、世界の国々へ自ら足を運び、現場を正しく見て知る事から始めます。どんな境遇におかれた人たちにも温かみをもって接し、心を開き、お互いの気持ちが理解できる活動を行います。父が思い描いていた「お年寄りも子供も楽しく暮らせる世の中をつくる」意思を引き継ぎ、後代の人から褒められるような財団になる事と夢を持ち、一生懸命取り組みます。


  田中角栄生誕100年の記念日を迎えた本年に、世界平和を祈念して田中角栄平和祈念財団を設立致します。


  平成30年5月23日  理事長 田中 京